ターニングポイント(平凡な男の平凡な発想)

圧倒的な体力が欲しい今日この頃。

3児のおやじですこんばんは!

 

私の両親はアパート暮らしの貧乏人。そんな中、私は20代のうちに子どもを3人授かり、持ち家も買い、マイカーも持っています。サラリーマンをコツコツとやって何とか自分の親が持っていない家や車も若いうちに手に入れることができました。

自称リアル野原ひろしを体現している自負があります(笑)

見る人から見たらローンなんか組んで自殺行為とかバカじゃねーのか、とか言われそうですけどね。

 

両親が水商売をやっていて、しょっちゅうお金がない状態を見てきました。

また、両親からは将来は公務員になりなさいと口癖のように言われてきました。

自分の収入が不安定だったので、子どもには安定した職に就いて欲しいとの思いだったのでしょう。

なので、公務員にはならなかったけど、安定している会社に就職できたことが嬉しかったし、この道で頑張って飯を食っていこう、という思いで1日15時間くらい会社にいることもざらでした。おかげで会社内の評価も上がり、このまま頑張り続ければ裕福な暮らしはできないまでも、家族が路頭に迷うようなこともないでしょう。

何の問題もない人生!!!

 

・・・・・・なんだろうか。

 

正直30手前くらいから、このままでいいのかという思いが強くなってしまいました。

家庭には寝に帰るだけ。土日は疲れて昼過ぎまで寝ている。この生活がこのまま何十年も続くのか・・・とか考えちゃったり。

目先の仕事に追われまくって新しいことにチャレンジできない自分が本当に嫌なんです。何とか自分を変えたい、との思いで最近はよく本を読むようになったり、会社と家以外の第3の自分の居場所として地域活動にも参加するようになりました。

地域活動は直接子ども達や町内の人に喜んでもらえるので本当に楽しいです。

 

やりたいことは色々頭に浮かぶけど、家庭があることを考えると足踏みしてしまうこともしばしば。リスクを恐れずにまず行動してみろ、って言ってることは理解できているつもりですが、中々できないです。

ですのでまずは、リスクを取らずに色々な世界に少しずつ足を踏み入れてみたいと思います。地域活動をやってみたり、ブログで情報発信できるスキルを磨いてみたり。

とにかく、会社と家という無限ループを断ち切り、自分の中に日々新しいこと・楽しいことを取り入れていきたいと思います。その結果、会社に残るとしても今よりも活躍できる人材になっているでしょうし、他のことをやるのにも役立つと信じて。

 

パパはどこで寝ているのか

変なタイトルですが…

長男が年長の頃に言われた言葉です。

 

長男「パパはどこで寝ているの?」

 

私「え・・・?毎日お前の隣でお前を抱き枕のようにして寝ているよ!」

 

つまりは、会社から帰るのがいつも遅くて、子ども達が寝ている時間帯に帰ってきて、起きる前に家を出るという毎日だったわけですね。

 

自分が働くのは子どもたちのため、家族のために収入を得る必要がある。俺が働かないと!出世してもっとたくさん収入を得ないと!との思いで仕事に打ち込んでいました。

当時は絶対に自分の行動が正しいと思っていましたが、ふと気づけば自分は家にあまりいなかったんだなと。そして子ども達は親をよく見ているし、知らない間にいつの間にか成長している。

仕事の方ではそれなりに評価を受けてきたと思いますが、なんだか寂しさを感じました。

 

人は一番身近な人を大切にしないで、遠くにいる人ばかり大切にする

自己啓発本で見かける言葉ですが、私にはかなり響く言葉でした。

妻が熱を出しているのに、「ごめん、今日は大事な会議があるから絶対休めない!」

息子が明け方嘔吐してしまったのに、「今忙しい時期だから休めない、パート休んで病院連れてって!」

 

うーん、今改めて書き起こしてみると、こんな父親にはなりたくないですね。。。

”自分の仕事は会社で働くことだから” これは決して間違っていなかったと思います。

しかしながら、仕事はそれだけではない。問題なのは家庭の中での父親としての仕事を一切放棄していることです。

子どもが病気でパートを休んだ妻は、職場で肩身が狭い思いをしておりました。

それに対して、気の利いた言葉一つかけることもできず、「まぁ仕方ないよ、気にすんなよ」といった言葉しかかけていませんでした。

こんな状態で夫婦仲が良くなるはずもなく喧嘩も多かったです。

 

誰のために働いているのかもう一度見直そう

家庭のために働いているつもりが、それは結局会社のため、上司のため、自分の出世欲のために働いていたことにようやく気付いたのです。言うなれば、他人の評価を気にする生き方。評価してもらいたいがために他人が望む通りに動く。他人の人生を生きるような生き方をしていました。家庭に目を向けない働き方をしたことで、自分の専門性や会社の中で生き残るスキルは多少は磨かれたと思いますが、子どもの成長を妻と喜び合うかけがえのない時間を失ってしまいました。

今はその時間を取り戻すべく(過ぎたものは取り戻せないけど)、会社との付き合い方を色々と模索し、できるだけ家庭のことに時間を使うようにしています。

 

会社から帰って自宅のインターホンを押すと、

 

子ども達「合言葉はなんですか」

私「%+!%(#」

子ども達「ちがいます」

妻「(遠くの方で)早く開けてあげなさい!」

 

ドドドドドドドド!!(子ども達が階段を降りる音)

 

こんな日々に前よりも幸せを感じています。

子どもは怒られてもまた同じことを繰り返す

子どもが悪いことをしたので怒って注意したけれども、その数分後にまた同じこと繰り返すのってよくありますよね。
あれ何ででしょう?

脳が成長途中で記憶力がまだ低いから…?

きっと違う。
だってやたらと昆虫に詳しいし…
マンディブラリスフタマタクワガタとか舌をかみきりそうなクワガタの名前を言ってくるし……


子どもは楽しいことに夢中になれる力が大人よりも圧倒的に優れている。

子どもって興味有ることと無いことの食いつき方が両極端ですよね。興味有ることはいつまでもやってるし。
大人から見て悪いことでも、楽しければやってしまうのです。善悪が判断できないという場合もありますが、怒って注意したときに話を聞いてみると、意外と悪いことだと分かっていることがあります。楽しいから一度やり出すと夢中になってしまうんですね。

そう考えると、何回注意しても同じことを繰り返すのって、子どもらしくて健全で素晴らしいことだと思いませんか?
何かに没頭して楽しむことって、私達大人の多くがいつの間にかなくしてしまったことのように思えます。


とは言っても、同じことで何回も怒って注意するのはストレスがたまる!

ですよね…
どうしたら良いのか、我が家の取り組みを一つ紹介します。
この写真なんだかわかりますか?


f:id:sannjinooyaji:20160729202248j:image


(わかるわけねーだろ!)


説明しますと、これ子どもに書かせた反省文なんですね。部屋の壁に貼っています。

左上が妻(いきなり子どもじゃねー…)
右上が長男(7才)
→やるべきことを早くおわらせてやりたいことをたくさんやる。

下二つが次男(6才)
→ひとがうれしくなることをやる
→すてきなことをやる

書かせた理由は以下の通りです。

長男:宿題を中々やらないで遊んでばかり。

次男:妻経由で次男の友達から以下の苦情が入る。

「次男くんがぼくのち○ち○をもんでくるんですけど」

………

妻:二人の書いたのをみて自主的に書く。


反省文を書かせたのは元々次男がきっかけでした。友達が嫌がることをやらないこと、みっともないからやってはいけないことを伝え、翌日謝るように言いました。

しかし次の日。はいそうです、またやりました。

あんなに言ったのになんでわからないんだ……と本当にイライラしました。
そこで思いついたのが反省文です。
何回言ってもわからないので、紙に書いておけという発想です。


前向きに反省させる

最初は「みっともないことをやらない」と書いていました。しかし、毎日見ることを考えるとなんだか後ろ向きな暗い気持ちになってしまう気がしたのです。
そこで、やらないことではなく、やることを書いてもらうようにしました。

反省文を書いても、最初はやはり同じことを繰り返します。そのたびに、それはすてきなことなの?ひとがうれしくなることなの?と聞いたり、自分でなんて書いたのか読んでごらんと接していたら、次第に繰り返さなくなってきました。

次男「今日お友達に俺がつかまえたコガネ虫あげたらよろこんでたよ」

私「おー、すてきなことしたな!さすが!」

こんなやりとりも時々あります(^^)v

ちなみに長男の元々の反省文は、

「やるべきことがぜんぶおわるまで、やりたいことはできない」 

でした。
大人がみても気が滅入りそうですよね。

すぐにキレる妻。ヒステリー?

こんなタイトル、妻に見られたらと思うとドキドキものです…
しかしながら、そう思っていた時期がありました。
子どもが産まれてから、特に次男が産まれてからは些細なことで喧嘩ばかりしていました。正直、些細なことすぎて具体的にどんなことか覚えていません(笑)

私は毎日会社の帰りが遅かったのですが、帰宅後は食器洗いや子どもの面倒をみていたつもりでした。しかし、妻は機嫌が悪い。私の気持ちとしては、

(俺は一生懸命外で働いて、帰って家事や育児もしっかりやってるのに、なんでこいつはちょっとしたことですぐ怒るんだ!)

でした。よく同僚にもこのように愚痴っていました。

「普通の人の我慢の限界がこのくらい(ジェスチャーて手を頭の高さに出す)だとしたら、俺の嫁はこのくらいだよ!(手をひざくらいに移動)」

我ながらひどい。

◆◆◆意識の変わるきっかけ◆◆◆

小学生の子持ちの女性先輩社員に愚痴った時に言われました。

「奥さんの我慢の限界ラインが低いんじゃなくて、あなたが帰るまでに限界ラインギリギリまでストレスがたまっちゃってるんだよ」

………
それは経験した人だけが解る育児の大変さをリアルに感じさせる深くて暖かい言葉でした。

この日を境に、もっと妻を大切にしよう、感謝しよう、サポートしようと思えるようになりました。とは言っても、自分に余裕がないときは中々できていないのですが。
でも、3人の子どもがいて前より大変なはずの今は、前よりも穏やかで仲良く楽しく過ごしています。

◆◆◆どの仕事がエラいとかは無い◆◆◆

生活費を稼いでいるからエラいとか、外で働く方が家にいるより大変だ、ということはありません。俺の仕事は会社、お前の仕事は家を守ること、という切り分けの意識も必要ないです。こんな意識を持っていると相手に完璧さを求めてしまいかねません。

会社から帰ったら家が散らかっている。俺は外で仕事していたのにお前はなにをやっていたんだ、という気持ちになってしまうのです。会社での仕事は完璧だったのでしょうか?妻が望む給料を貰えているのでしょうか。家にいる方がラクであるという根拠は?
言うことを聞く素直な子もいれば、わがままし放題のやんちゃな子もいます。会社の仕事にも難易度が色々あるように、子育てだって色々な子育てがあるのです。スキルだって人それぞれです。

大切なのはお互いが責任感を持ちできることを一生懸命やることです。部屋が散らかっているのに気づいたなら自分でやるべきです。そうしていると家事の大変さが分かり、奥さんに対して感謝の気持ちが芽生えるのです。奥さんもきっと感謝してくれます。
あと何より、その方が絶対に奥さんも喜びます!男は奥さんを喜ばせてなんぼ!!

◆◆◆まとめ◆◆◆

奥さんに感謝し、男を磨いて奥さんを喜ばせろ!

「ごめんなさい」が言えない子ども

親「お友達にぶつかっちゃったんだからちゃんとごめんなさいしなさい!」

 
子ども「‥…(ふてくされた顔)
 
お友達「えーん、えーん(泣)」
 
 
年長さんにもなって悪いことをした時にごめんなさいが言えない。親の悩みの一つでしょう。
ここは3児の父であるベテランパパの私が皆さんにアドバイスしたいと思います!
 
 
………と言いたいところですが、
 
 
私もめっちゃ悩んでる問題です!
 
 
安心してください皆さん、これはつまり多くの人の共通の悩みってことです。あなたのお子さんだけができないわけではないのです。
3人育てている経験からあえて言うなら、同じ両親から産まれても、性格は3人とも全然違います。長男には上手くいったやり方が、次男にも通用するとは限らないわけですね。
 
ですから、親としての接し方の正解の一つは、できるだけ色々なアプローチの仕方を持っておくことです。
効果がなければやり方を変えてみましょう。
 
実は冒頭のやりとりは、私の次男(6才)とのものです。
日曜日に地域の盆踊り大会に参加していて、人混みの中で自分より小さい子にぶつかってしまい泣かせてしまいました。それも、偶然にもしばらく会ってなかった同級生の子どもだったのです。
 
一言謝れば済むのに、促しても中々謝ろうとしない。私はだんだんとイライラしてしまいました。何とかごめんねが口にでたものの、ふてくされながらの態度にイライラは募るばかりでした。
 
 
今になって思えば
そんなにイライラすることでもなかった。
おそらく相手が同級生だったので、躾もできていないのか、と思われるのを回避したかったのでしょう。つまり、子どもの教育のためではなく、自分が恥をかきたくなかったので、すぐに謝れない我が子にイライラしてしまったのです。
相手にも見抜かれていたかもしれませんので、余計に恥の上塗りをしてしまったという可能性も。
 
あと、謝りなさいと促していた時の息子の全然納得のいっていない表情も印象的でした。
 
最終的には、「お前より大きい子がお前のこと押して謝ってくれなかったらどんな気持ちになる!」と言ったところ、なんとか謝ることができました。
このやりとり多分5分以上かかっているので、相手もうんざりだったでしょう。
 
 
◆◇◆目的は何だったのか?◆◇◆
ごめんなさい、という言葉を発せられることではありませんよね。
相手の気持ちを考え、自分がしてしまったことを考え、相手と自分が納得したうえで仲直りをして、これからも楽しくつきあっていくことが大切です。ごめんなさいは、そのための手段の一つです。社会の中で、人との関わりの中で楽しく生きていくためのコミュニケーションを身につける指導をするのが目的のはずです。
それなのに私ときたら自己保身のためにイライラしているだけ…
 
 
アプローチ
よく言われている話ですが、子どもは納得しないと謝れません。また納得していても謝れないということもあるでしょう。その場合は子どもに悪いことであると説明して気づかせることや、相手の気持ちを考えてもらうことが大切です。どうしても謝れなければ、一緒に謝るとか、本当は謝りたいのだと子どもの気持ちを代弁してあげましょう。
 
 
 
………んなこと知ってるわ!!
 
 
って感じですよね。よく言われてますもんね。
このような知識も大切ですが、やはり肝心なのは子ども(相手の子ども含めて)のことを真剣に考える、ということです。
子どもの成長が目的ならちゃんと説明して教えてあげる。教えるのにイライラして怖い口調になったら伝わるものも伝わりません。結果的にさらに自分もイライラします。
 
イライラしてしまったら、本当に子どものことを考えているのか、自分のためじゃないのか自問してみましょう!