子どもは怒られてもまた同じことを繰り返す

子どもが悪いことをしたので怒って注意したけれども、その数分後にまた同じこと繰り返すのってよくありますよね。
あれ何ででしょう?

脳が成長途中で記憶力がまだ低いから…?

きっと違う。
だってやたらと昆虫に詳しいし…
マンディブラリスフタマタクワガタとか舌をかみきりそうなクワガタの名前を言ってくるし……


子どもは楽しいことに夢中になれる力が大人よりも圧倒的に優れている。

子どもって興味有ることと無いことの食いつき方が両極端ですよね。興味有ることはいつまでもやってるし。
大人から見て悪いことでも、楽しければやってしまうのです。善悪が判断できないという場合もありますが、怒って注意したときに話を聞いてみると、意外と悪いことだと分かっていることがあります。楽しいから一度やり出すと夢中になってしまうんですね。

そう考えると、何回注意しても同じことを繰り返すのって、子どもらしくて健全で素晴らしいことだと思いませんか?
何かに没頭して楽しむことって、私達大人の多くがいつの間にかなくしてしまったことのように思えます。


とは言っても、同じことで何回も怒って注意するのはストレスがたまる!

ですよね…
どうしたら良いのか、我が家の取り組みを一つ紹介します。
この写真なんだかわかりますか?


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(わかるわけねーだろ!)


説明しますと、これ子どもに書かせた反省文なんですね。部屋の壁に貼っています。

左上が妻(いきなり子どもじゃねー…)
右上が長男(7才)
→やるべきことを早くおわらせてやりたいことをたくさんやる。

下二つが次男(6才)
→ひとがうれしくなることをやる
→すてきなことをやる

書かせた理由は以下の通りです。

長男:宿題を中々やらないで遊んでばかり。

次男:妻経由で次男の友達から以下の苦情が入る。

「次男くんがぼくのち○ち○をもんでくるんですけど」

………

妻:二人の書いたのをみて自主的に書く。


反省文を書かせたのは元々次男がきっかけでした。友達が嫌がることをやらないこと、みっともないからやってはいけないことを伝え、翌日謝るように言いました。

しかし次の日。はいそうです、またやりました。

あんなに言ったのになんでわからないんだ……と本当にイライラしました。
そこで思いついたのが反省文です。
何回言ってもわからないので、紙に書いておけという発想です。


前向きに反省させる

最初は「みっともないことをやらない」と書いていました。しかし、毎日見ることを考えるとなんだか後ろ向きな暗い気持ちになってしまう気がしたのです。
そこで、やらないことではなく、やることを書いてもらうようにしました。

反省文を書いても、最初はやはり同じことを繰り返します。そのたびに、それはすてきなことなの?ひとがうれしくなることなの?と聞いたり、自分でなんて書いたのか読んでごらんと接していたら、次第に繰り返さなくなってきました。

次男「今日お友達に俺がつかまえたコガネ虫あげたらよろこんでたよ」

私「おー、すてきなことしたな!さすが!」

こんなやりとりも時々あります(^^)v

ちなみに長男の元々の反省文は、

「やるべきことがぜんぶおわるまで、やりたいことはできない」 

でした。
大人がみても気が滅入りそうですよね。